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【ヤフー】長期発行体新規:A/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16d0806

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http://www.jcr.co.jp/

16- D- 0806 201 6 年 12 月 15 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社

(証券コード:4689)

【新規】

長期発行体格付 A 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由

(1) 1996 年にソフトバンク(現ソフトバンクグループ)と Y ahoo Inc.(ヤフー・インク)により設立されたイ ンターネットサービスの大手企業。検索など様々なサービスを提供しており、その集客力をベースに広告、 ショッピング、オークションなどの事業を展開している。主要株主はソフトバンクグループ(持株比率 42. 8%)、ヤフー・インク(同 35.4%)であり、ソフトバンクグループの連結子会社に位置付けられる。 近年、スマートフォンを使ったサービスに注力しており、月間ページビューに占めるスマートフォン比率 が 58%(17/ 3期第 2四半期)に達している。また、クレジットカード事業も行っており、会員数や取扱 高は順調に拡大している。

(2) 他社に先駆け様々なインターネットサービスを開始したことで、拡大を続けるインターネット市場で確固 とした地位を築いてきた。インターネットの利用が PC からスマートフォンへとシフトする中にあっても、 いち早く対応を進め、スマートフォンでも業界トップレベルの利用者数を確保している。当面、インター ネットに関連した市場(広告、ショッピングなど)の拡大は続き、高水準の収益力や良好な財務内容は維 持されると見ている。ただし、インターネット業界の変化は速く、場合によっては競争が激化し、当社の 競争力が低下するリスクについてもある程度織り込むべきと判断している。加えて親会社であるソフトバ ンクグループとの関係についても考慮し、格付は「A 」、見通しは「安定的」とした。

(3) マーケティングソリューション事業では、検索連動型広告やディスプレイ広告などの広告関連サービスを 行っている。PC を使ったインターネット利用の縮小などの影響を受け、検索連動型広告の減少が続いて いる。しかし、スマートフォン経由のインターネット利用は拡大しており、ディスプレイ広告を中心にス マートフォン向けの広告は順調に増加している。当面、検索連動型広告の減少をディスプレイ広告の増加 で補い、広告関連売上高は安定的に推移するだろう。

(4) コンシューマ事業では、オークション、ショッピング、会員向けサービスなどを行っている。オークショ ンは国内トップクラスのシェアを誇っており、安定した利益が確保可能な状況にある。ショッピングでは、 13 年 10 月より出店料や販売手数料を無料化する新戦略を開始した。商品数や取扱高は順調に増加してお り、国内 e コマース市場において競争力の強化が進んでいる。ショッピング関連の広告売上高も増加して おり、収益貢献が期待できる状況になりつつある。

(5) インターネット市場での強固な事業基盤を背景に高収益を維持している。17/ 3 期第 2 四半期累計の営業 利益は 1, 003 億円、前年同期比 33. 9%減となった。これは前期のアスクルの連結子会社化に伴って発生し た一時的な利益の反動によるものであり、それを除けば、実質的には増益を確保している。好調に推移し ている主要事業の状況を考慮すれば、当面、高水準の収益は維持可能であろう。親会社所有者帰属持分比 率は 62. 4%(16 年 9 月末)であるなど財務内容は良好である。今後も通常の事業活動の中で多額の資金 が必要になる可能性は低く、良好な財務内容は維持されると見ている。

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http://www.jcr.co.jp/

■ 格付対象

発行体:ヤフー株式会社 【新規】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 12 月 13 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:千種 裕之

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「親子関係にある子会社の格付け」(2007 年 12 月 14 日)

として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) ヤフー株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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